© yamazakishika
since 2006.2.18

ホワイトニングQ&A 患者様からの問い合わせで多いものをまとめてみました

Q1 ホワイトニングには何を使いますか?

A: ホワイトニング剤は過酸化水素や過酸化尿素を主成分としています。
オフィスホワイトニングでは過酸化水素。ホームホワイトニングではより安全性の高い過酸化尿素を利用します。

   過酸化水素H2O2 + 尿素 CH4-N2O  = 過酸化尿素CH4N2O-H2O2

過酸化水素は酸化してと水と酸素に分解します。分解時に発する活性酸素が、歯の表面のエナメル質にから歯に浸透し、歯の着色物を無色透明に分解します。

Q2 ホワイトニング剤は歯に悪くありませんか?身体への影響はありますか?

A: オフィスホワイトニングで使う過酸化水素とはオキシドールを濃くしたものと同じで、FDA(米国食品医薬品)でも成分の安全性は保証されています。 身体への重篤な副作用は、現在のところ報告されていませんが、薬液を使う為、低年齢(乳歯列)の方、妊娠中や授乳中の方にはおすすめできません。

ホームホワイトニングで使う過酸化尿素は厚生労働省が安全を確認し認可している製品です。

ホワイトニング剤の開発は、もともと歯周病の治療薬として開発していましたが、歯に塗ると歯が白くなったことからホワイトニングに使われるようになりました。

Q3 ホワイトニングに痛みはありますか?

A: 痛みはほとんどありません。ホワイトニングの術中、術後に何らかの刺激を感じることがありますが、歯には全く影響がありませんので安心してください。

ホワイトニングは歯の中の水分も汚れと共に分解するため一時的な脱水症状を起こします。それにより、歯の奥の水分が吸い上げられる刺激があります。

ホワイトニング後は、お口の中の唾液等から水分が吸収され、約24時間以内には元の状態に戻ります。
歯がすり減っている箇所や歯肉が下がっている箇所、むし歯や亀裂の入っている歯は、知覚過敏のような刺激が一時的に出る場合があります。
この感覚は一時的なものですので、通常1〜2日もすればおさまります。

Q4 どれくらい白くなりますか?

A: 白くなるのは人により個人差があります。ホワイトニングで一番効果があるのは加齢や飲食物の影響による歯の黄ばみやくすみです。色見本で3〜5ランク明るくなります。 青色系や灰色系の歯はあまり効果がないことがあります。事前にご説明させていただきます。

NEXT